【33歳総合職ことみの婚活こじらせ体験記#17】救世主さんとの真剣交際１回目・２回目・３回目デート。

＜救世主さんとの真剣交際１回目デート＞

救世主さんとの真剣交際１回目デートは、少し早めのバレンタインに、手作りチョコレートケーキを渡して喜んでもらえた日の次のデートになりました。

「あったかくて栄養たっぷりな美味しいご飯を食べたいね！」とふたりで話して、２月18日土曜日に人形町で美味しいと有名な親子丼を一緒に食べることになりました。

「暖かい格好をして並ぼう！」とふたりで意気込み、お店で待ち合わせをすることに。到着すると、早めに到着して頑張って並んでくれている救世主さんの姿を発見。

優しい笑顔にホッとしました。

レバーが入った珍しい美味しい親子丼を食べながら、このあと上野の美術館でどの展示を見に行こうか、来週、再来週のデートはどこに行こうか、といろいろな話をしました。

人形町をお散歩をしながら、上野に到着。ティツィアーノ展を見ることにしました。ティツィアーノは、盛期ルネッサンスに活躍したイタリア人画家で、色彩と感性的な表現を重視するヴェネツィア派の代表的作家とされています。

一点一点の絵をゆっくりみながら、お気に入りの絵はどれか、ふたりで話し合ったりしました。一番気に入った絵のポストカードを記念に買って、美術館のカフェでちょっと長居をして、最近の仕事のことをお互いに話したりしました。

私が九州出身だからか？！、昔から東京タワーの暖かみのあるオレンジ色の灯りが好きで、スカイツリーよりも東京タワー派、といったたわいない話もしたり。

そんなまったりデートでした。

新しい仕事にいっぱいいっぱいで疲れていた私を救世主さんが気遣ってくれていることを、この頃本当にありがたく思っていましたし、温かさがしみていました。

お別れするときは、もっと話していたくて、同時にさみしい気持ちも感じていました。

帰宅後、LINEで「東京タワーが間近に見れるレストランの予約が取れたよ！」と私の東京タワー好きにあわせて、救世主さんから連絡がきました。

＜救世主さんとの真剣交際２回目デート＞

２月25日土曜日。

夕方、JR浜松町駅で待ち合わせして、世界貿易センタービルで夜景を観たあと、レストランで夕食を食べ、東京タワーに登るという、どんどん東京タワーに近づいていく満喫プランとなりました。

カメラが趣味だという救世主さん。一眼レフをもって、東京タワーを撮影。一方の私は「どちらがうまく撮れるか」対決をスマホで参戦。

意外と素人目にはスマホで撮った写真もよく取れていて、「うまく取れたかも！」と写真を見せると、「ほんとだ！」と言いながら、ちょっぴり落ち込んでそうな救世主さんが可愛く見えました。

その後も写真撮影は続き、増上寺と東京タワーを写した幻想的な写真も取れたり、思い出となる写真を沢山撮りました。

その後も、レストランと東京タワー展望台で、存分に東京タワーづくしのデートを堪能しました。

夕食を食べながら、午前中に脇の手術をして痛み止めを飲んでデートに来てくれていたことを知りました。

いつも優しい気持ちで支えてもらってばかりの私。救世主さんにしっかりお返ししたいなと思いました。

次のデート先は、ちょっとだけ遠出をして横浜に決定。

カップヌードルミュージアムや横浜中華街を楽しむデートにして、カップヌードルミュージアムのチケットを予約したり。

また一週間後に会うために、一週間仕事を頑張ろうと思える。

救世主さんがいてくれることは、希望のようなものでした。

この頃、なぜか長年見れなくなっていた私のテレビについて、設定状況をスマホで取ってメカニックに強い救世主さんに送ると、的確に原因と対策を教えてくれ、半年ぶりにテレビも見れるようになったり。

平日もそんなこんなで毎日LINEでやり取りをしていました。

＜救世主さんとの真剣交際３回目デートキャンセル＞

３月５日日曜日。

横浜でのデートの日。

出かける準備までを終えて、どうしても体調が悪く、横浜まで行ってデートを楽しむ力がないと救世主さんに連絡しました。

とても楽しみにしていたからとても残念に思ったし、救世主さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

「うん、ぜんぜん大丈夫だよ！無理しないほうがいいよ！今日はゆっくり家で休んで、体が治ったら来週会わない？病院には行けるかな？」

と気遣う返事がすぐに来ました。

病院に行き、胃腸炎と診断されて薬を飲み、その日はとにかく横になりました。

夜20時半を過ぎた頃、救世主さんとちょっとでも話したいなと思い、電話をしました。

体調は悪かったけど、１時間ほどゆっくりとたわいない話をして、仕事がなかなか慣れずに辛く思っていることなど普段あまり話さない弱い部分も話しました。

救世主さんに話をきいてもらって、気持ちがとても楽になって、明日はまた少し気持ちを楽にして仕事に行こうと思うことができました。

ふたりで来週また会おうと約束をして、電話を切りました。

「もやもやしていることがあったら、なんでも話してね。いい解決法を出せないかもしれないけど、話を聞くくらいはできるから。」

あらためてLINEで温かいメッセージをもらって、本当にこのタイミングで救世主さんに出会えたことがありがたくて、うるうるした夜でした。

（＃18につづく）